冬になると撥水が悪い?!

暑い夏、寒い冬

季節を問わずにこまめに洗車をして、コーティングやワックスを施工して艶々になった車やバチバチに撥水する様子を楽しむ洗車民。

 

 

長年、洗車民をやっている人になると同じ製品を使い続けていても何だか今回は撥水がイマイチだなとか、今回は撥水がいいなと感じることがある。

撥水がイマイチだなと感じれば、そろそろ下地処理が必要になった頃かなと水しみや鉄粉、古いコーティング層を除去してコーティングを再施工。

 

再び艶々になったことに満足を得て撥水をチェックすると、やはり何だか撥水が微妙によくない気がする…

当然コーティングの乾燥時間に気をつけても起こる…

なぜだろうか

 

 

この原因は温度によるものの可能性が高い。

水は冷たいほど粘性が上がり、少しねばっとする。

逆に温かいほど粘性が下がり、さらさらとする。

その為に温かい水ほどボディの上をスーッと移動しやすくなる。

※水温と粘性の関係の図。温度が上がるほど、粘性ははっきり下がることがわかる。

 

さらに水には表面張力(ボディに貼りつこうとする力)がある

コップに水をギリギリまで注ぐと少し盛り上がってドーム状になって簡単にはこぼれない、これは水の表面張力が働いているため。

冷たい水は表面張力が強まり、水滴がボディに留まろうと残りやすくなる。

逆に温かい水は表面張力が弱くなり、水滴が広がり流れやすくなる。

※水温と表面張力の関係の図。温度が上がるほど、表面張力がはっきりと下がることがわかる。

 

これらの結果として夏の温かい水より冬の冷たい水の方が水に粘性が出て、さらに表面張力が強まり水の流れ落ちる力が低くなる

タイトルのような現象が起きて、冬の方が撥水が悪いと感じるのである。

 

ただし、劇的に水の流れが低下するわけではなく真冬の冷たい水と夏のぬるま湯くらいでようやくその差を少し体感できるレベルになる程度。

さらに当然として、施工してあるコーティング・ワックスの方が撥水の強さに大きく影響を与える。

水の温度差による洗車後の水切れへの影響は冷たい水より温かい水の方が少し良い程度であるということでしかない。

 

冬でもバチバチ撥水のセタニウムコート↓↓

 

撥水は水の温度による影響よりも、施工してあるコーティングやワックスの影響と共に埃や砂、泥の付着や水しみや鉄粉などの固着汚れ、塗装面コンディションの影響をはるかに大きく受けるということ前提は忘れずに。